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第251回 情けの本意

 大相撲初場所も1月15日で3日目となります。24度目の優勝を狙う横綱白鵬が平幕妙義龍にわずか3.4秒で押し出される波乱があり、大金星を与えました。八百長の話しが一時マスコミを賑やかしたことを思い出しました。こんな話しがあります。それは見事当選した政治家諸君の「正義」っぽい発言です。公益法人の認可を与えた以上、八百長はことの本意は神聖な国技として許されることではない。よく言うものです。口先だけでは心に響きません。3tの力で本気でぶつかったら、皆怪我をして力士がいなくなる世界です。だから気を抜く立会いもあるわけです。千秋楽で7勝7敗と8勝6敗が本気で勝負するわけがありません。それは八百長とは言わず「情け」の通った相撲といいます。どこの社会でも普段から付合う仲間が窮地に立たされていたら情けを差し出すものです。すなわち、勝負の世界がすばらしく美しいのは、共に戦うアスリート達の情念・情愛ではないでしょうか。政治の世界では、「正義を口にすることのみで人間の情けは分かっていません。横綱に我が子を抱いてもらい強い人間になる様、願う親はいますが、政治家に対してその行動はとりません。嘘つき人間になることを嫌うからです。役人と政治家の本心を見抜く必要があります。これは歴史を学べははっきりします。さて、彼らへのプレゼントには手鏡が最良だと思います。バスケット部の主将が自殺。校内イジメで中学生が命を失う。その対策のため、テレビの前に立つ教育関係者は二重人格であることがはっきりしています。だから、一度己の顔を鏡に写し観察する必要があると思うのです。
 我々は仕事するために生きているのではありません、自分の人生を豊かにするために、そして社会をすばらしくするために、その手段として仕事をしているのです。仕事は決して苦行であってはなりません。夢に向かって真っ直ぐに伸びている希望の道でなければならないのです。仕事は手段、目的は人生を豊かにすることです。親として子供達のためには、仕事のやりがいと生きがいを伝えなければなりません。つまり、それが人間としての情けであると信じなければならないと思うのです。

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