日間賀島は「蛸一匹料理」が有名です。西港には、真っ赤な蛸像があり、ねじり鉢巻に口をとんがらせて、コリャコリャと踊りだしそうです。犬なみに賢く、意外な予知能力があるそうです。サッカーW杯では、スペインの優勝を見事に当てたドイツ水族館の予言タコ「パウル君」。いまや、世界一有名な軟体動物でしょう。３位決定戦まですべて的中させました。その勢いに乗って他国同士の決勝も当て、「８戦外れなし」で占い師や予想屋を青くさせました。当りすぎる余波もあって、ドイツがお告げ通りで八つ当たりだそうです。
 人間嫌いにならなければよいが・・・・。日間賀ダコ像の鼻に触れば「三億円宝クジ」が当選するかもしれません。一度お試し下さい。
 仏教には「他力本願」という有名な考え方があります。「人は自分一人の力で生きているのではない。様々な人達の力添えのおかげで生き長らえていけるのだ」という考えです。だからこそ、いつも人への恩を忘れずに、人に感謝しながら暮らしていかなければならない、と教えています。昔から食事の際に「お米」を作ってくれたお百姓さんに感謝の気持ちをこめて「いただきます。ごちそうさま。と言って手を合せるのです」と子供達に教えています。これは仏教でいう 「恩と感謝」の精神であり「般若経」の理念でもあります。現代の人々は、この仏教の大切なお教えを忘れています。四国巡礼の基本的言葉でもあります。絶対に成功しないタイプの人ははっきりしているそうです。それは 「親の悪口を言う人」「職場の人たちの悪口を言う人」等いろいろとあるそうですが、いずれの人も恩義を受けてきたのにもかかわらず、それを忘れて悪口を言う、「人の真心」が理解できない人間だそうです。人は一人では生きられず、様々な人から恩恵を受けながら生きています。答は、日頃からありがたく思って、「おかげさま」という感謝の気持ちを忘れない人こそ、人生の幸運を呼び込めるということです。「空海の大智度論」から学びました。なにごとも、「恩に報いる」心こそが大切であると思います。ご参考にして下さい。