IWABEメッセージ
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第228回 勉学する年
第二次内閣がスタートする。どの閣僚も異口同音に「国民の目線に立って政治を行なう」と言う。国民の目線に立つことが民主主義の本質と思ってのことでしょう。もし本質だとしたらとても悪い主義で国は滅んでしまいます。国民の目線とは国民の平均値のことを言うのです。平均値で国を運営するのはとても危ないです。外交・軍事だって成り立たちません。それは高度の作戦が必要となるからです。経済だって、バラマキを喜んでいる国民には口出しする資格などはありません。「日本の財政は破綻寸前」だと真面な顔をして発言しています。ほんとかなとも思いますが40兆円も国債を平気で予算に組入れです。本心はどうであるかと考え直してみました。債務残高から金融資産を引いた純債務残高は欧米に比べ、さほど悪くありません。そして、日本の国債は95%以上国民が買っていて他国とはまったく違います。そんなことは深く知らなかったし、発言もありませんでした。投資がそれ以上の税収を生むはずです。それでも、「公共投資」はよくない等という妄論が一般的にまかり通っています。「日本の財政は破綻寸前」という他国の情報戦略を疑おうともしないのです。世界一の金融資産を有し国内で使わずアメリカにばらまく。これまた「不可解な国」ではないでしょうか。
正月のテレビのワイドショーは「平和と民主主義」を居丈高にふりかざし、国民の軽躁を叱り飛ばす。無策なマスコミでありましょう。政治家の役割は国民の目線に立ったり、その意図を拝聴することではありません。建設業ほど国を救う職業はないのです。機敏に手を打ち、また大局観に立って人類の平和を希求し国民を安寧に導くことです。早く気付き利用しなければなりません。今年は選挙の年でもあります。
ほんとうの政策で安心させてほしい。三河木遣節で新年を祝おうではありませんか。「エーエ、いかなる事でも意気張りずくなら、命をかけるわ、エーイョーイヤサー。皆さんご苦労で、棟木も天上した。鶴かな、その木に、巣をかけ、巣ごもる。ここの守りは、西には大黒、東にゃえびすだ。エーイョーイヤサーアンノーエー」と衣巻の祝込みで仕事初めとしましょう。今年は、間違いなく豊作となると思います。どうか、マスコミ様よろしくご指導のほどおたの申します。おめでとう御座います。