IWABEメッセージ
Messages
第248回 戦いは粘り勝だ
豊田産の西瓜は有名で、とても美味最上なり。秋の季節語でもあります。ウリ科の一年生果菜でアフリカ中部原産とされ、日本には16~17世紀に渡来したといいます。まてよ!タネナシスイカのタネが無くて来年にはどうして生産するのかと考えてみました。タネナシスイカには種があると教えられました。普通のスイカは、細胞の中心核に22本の染色体を持っていますが、これをコルヒチンという薬品で処理すると、44本の染色体のスイカができます。このスイカに普通の花粉をかけると33本の染色体のスイカができ、そのタネから咲いた花に普通のスイカの花粉をかけるとタネナシになるそうです。だから、タネナシスイカの種は、普通のスイカの種と同じで来年も実が付きます。これは半田卸市場の技術員から教示されました。これほんとです。
成功した人と成功しなかった人の差は、紙一重です。成功しなかったからといって、決していい加減な人ばかりではありません。成功した人と同様に真面目で熱意を持ち、努力された方もいます。それなのに成功する人と失敗する人がいます。世の中不公平だと思われるかもしれません。しかし両者の間には、紙一重ですが超えがたい大きな隔たりがあります。それは、不成功者には粘りがないのです。うまくいかなくなったときに、すぐに諦めてしまうからです。つまり、努力はするのですが、それは人並みの努力にとどまり壁に行き当たると体裁のいい理由をつけ、自分を慰め、断念する。その時のパフォーマンスの自己顕示は大袈裟であり、その姿をみることが可哀相になってきます。まず、無理だと考えられていることでも粘りに粘ってやり貫き成功させることです。「自分はここまでだ」という頑固な固定観念が、成功へ至る一線を越えることを妨げているのです。それはこの目ですぐに分かります。悲しくなります。壁を乗り越えたいという自負と自信が、その人を強く粘りのある人間に変えていきます。この粘りがさらなる成功へと導いてくれます。これこそが仕事の奥義であり極意ではないでしょうか。ご参考にして下さい。