IWABEメッセージ
第262回 人を観る
楽天楽天で一年が終了します。フジケンの康生マンション。えびせんべいの里美浜工場等大型工事を受注しました。感激多き2013年であり、少々涙腺が緩む日々もありました。「中日」のファンですが巨人軍の若武者・坂本勇人選手の記事を読んでから見る目が変わりました。「おかんに贈る」テーマソングが「Letter」であり闘病の末2007年に逝去。見せられる最後の約束でホームランを放ち母に誓った勇姿がすばらしい。GYのマークが入った帽子を被り背番号「6」のユニホームを着て大声で「サカッモト・坂本」と声を張り上げる少年達。母親思いの選手はやはり絵になる選手です。プロゴルファー・宮里優作がプレイヤーになってから11年目に悲願のカップを手にしました。JT日本オープンです。最終NO.18番はパー3のホールで、変化の多いグリーンでありますが、それを第3打目で直接カップインをしました。なんとドラマチックなステージでしょう。思わず涙ぐむ。千葉でのゴルフ選手権は中嶋常幸プロの人間をみることが出来ました。フェアウェーを歩いている時、急にキャディーにゴルフボールをリクエストしました。ボールを受け取った中嶋はおもむろにサインをしたかと思うと、観戦していたギャラリーの最前列にいた車椅子の少女にそっとそのボールを手渡しました。さらに同じ組でプレーしていた石川遼選手を呼び寄せてサイン帳にサインするように言い、同じように少女にプレゼントさせたといいます。突然起こった夢のような出来事に車椅子の少女は、戸惑いながらも感激した顔で瞳を輝かせていました。中嶋常幸のその行動はあまりにもさりげなく、特別に目立ったものではなかったですが、ベテラン選手が見せた優しさに周りにいたギャラリーすべての人々が心揺さぶられ、その感動のあまり思わず涙を流してしまった人々がいたほどだといいます。年末の一言はセンチメンタルですみません。
人間とはやさしいものです。この一年間のご労苦に対して心より御礼申し上げます。
すばらしい新年をお迎え下さい。有難う御座いました。