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第287回 坂の上の雲

 1月30日(土)と31日(日)の2日間、京都の伏見稲荷大社と高松市にある岩部八幡神社へ商売繁盛と工事安全を祈願し、心をこめて参拝してきました。そして、四国八十八ヶ所霊場の打ち第75番札所である総本山善通寺をを見学しました。(弘法大使空海(774~835年)の誕生の地です)。免震構造の五重塔があり、和歌山、高野山そして京都東寺とともに、三大霊跡のひとつとされています。基壇から相輪先まで43mで国内の木造多層塔としては3番目の高さを誇ります。心柱が五層目の屋根から吊り下げられ、周りの部材や地面に接していない「懸垂工法」を採用しています。古の大工棟梁のすばらしさに感激することしばし。岩部八幡神社の池田宮司、奥様、御息子様皆様方の心の籠ったもてなしには頭が下がります。「いちょうの杜」の御守に心から感謝します。来年も必ず挨拶に参上しますと心に誓いました。高松の平井タクシーの運転手さん。池田宮司さんの弾む声。野球談議は終わりがありません。「私の母校は、高松商業です。」その優勝校の母校を破ったのは、小豆島高校です。152平方kmの面積。野球部員はたったの16名でその栄を与えられたそうです。第2の爽やかナイン、池田高校の再来です。それはそれは楽しい会話でした。
 長州征伐や鳥羽伏見の戦いに幕府軍として敗れた伊予(愛媛県)松山藩の子弟である秋山好古、真之の兄弟とその親友の、正岡子規の三人を書いた司馬遼太郎の著の長編歴史小説『坂の上の雲』を思い出しました。日本騎兵の育ての親好古、日本海海戦を勝利に導き海軍兵学校を首席で卒業した連合艦隊参謀、エキスパートの真之。そして親友で俳句研究に没頭する子規ですが、生涯に野球の歌十首、俳句九句を残しています。松山市は、平成の今も全国有数の野球どころです。夏の甲子園で優勝五回をを数える松山商業高校は有名です。「いい加減な野球はするなよ」と言われる四国では県民あげて通人です。子規を育んだ「文修」は町のすみずみまで根を下ろしています。「ベースボール」を野球と名付けた人で、一高時代はキャッチャーで四番、意外とスポーツマンなのです。四国のドライバーは今日もお国自慢です。四国路よ有難う。ご安全に。

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